米粒を残すのはマナー違反。
日本人なら誰もが一度は耳にし、今も守っている人が多いこの躾(しつけ)。
コナンの映画でもその描写があるのは有名な話
げんたくんがいってた!!!
コナン!!!
米粒ひとつでも残すとバチが当たるんだよね!!!
天国へのカウントダウンだ😭😭😭— あ か り (@___aka_nico) February 28, 2021
米粒残す
肘ついて食べる
背もたれにもたれて食う
この3つは2歳児だろうが絶対許せなくて絶対注意しちゃう
分かんないだろうけど
無理なもんは無理— すぎた@お腹すいた💩 (@SUGlK0) February 23, 2021
お米は日本で色んな言い伝えがあり、古くから大切にされてきた食材です。
そのお米のお話を今回は紹介していきたいと思います!
目次
米粒を残すと目が潰れる?
米粒を残すと目が潰れるから絶対残さないように!
と教えられてビクビクした記憶はありませんか?
大人になってから信じている人はいないと思いますがもちろん米粒を残しても目は潰れません(笑)
また、目が悪くなる成分が米に入っているわけではないので普段の食事でも安心してお米を食べてください。
ではなぜ米粒を残すと目が潰れるだなんて物騒な言い伝えがあるのでしょうか?
それは日本の歴史が関係しているのです。
米粒に神様が宿っている
古来より全てのものや食材には神様が宿っていると信じられていました。
この考えを八百万の神様と表します。
今でもこの八百万の神の神様の考え方を持っている人は多いですよね!
米粒とて例外ではなくひと粒ひと粒に神様が宿っていると言われています。
そもそも米は昔から日本人の主食で貴重で大切にされてきた食材。
そんな大切な米粒を残すのはいけないことってわかりますね。
貴重なものとされ粗末に扱うのを防ぐため
ポイント
江戸時代になるとお米は食材ではなく現代でいうお金のようなものとして扱われました。
お米を作る百姓は国に定期的に年貢を収めなければなりませんがその年貢の中身はお米です。
百姓の人は作ったお米はほとんど国に捧げなければいけないので食べられるのはほんの少しだけ。
それほどまでにお米は貴重で価値のあるものでした。
貴重な価値のある米を粗末に扱わないために「残すと目が潰れる」という戒め(いましめ)が伝えられたといいます。
そりゃ自分が百姓だったらお米を残すのを見たら激怒でしょうね(笑)
その戒めが現代にまで伝わったとされています。
目は潰れませんがお米は残さず食べるようにしたいですね!
米粒を残すと作ってくれた人に失礼
そもそも「米を残す」というのは食べ残しになるわけです。
現代の問題でもある食品ロスにつながるわけですね。
作ってくれた人にも失礼になってしまうのでお米に焦点を当てて見ていきましょう。
米は収穫まで時間がかかる
まず米の収穫には大変長い時間がかかります。
工程はこんな感じ
3月〜4月 | なえを育てる |
4月〜5月 | 代かき |
4月〜5月 | 田植え |
6月〜7月 | 水の管理 |
6月〜7月 | 追肥 |
9月〜10月 | 稲刈り |
9月〜10月 | 乾燥、もみすり |
この工程中にも害虫の被害、台風、天気などなどすごい神経を使い米を育てて行きます。
野菜でもこんなには月日はかかりません。
そんな生産者さんが大事大事に育てて作ってくれたお米。
残すなんて失礼だと思いません?
米粒を残すのはお米の生産者さんたちの苦労を捨てるようなものです。
残さないように注意したいですね。
料理を作ってくれた人にも失礼
米粒をの残すということは料理を残すということ。
おかずを残すこととなんの違いもありません。
そうするとやはりその料理を作ってくれた人に失礼になりますよね。
自分で作ったのならまだ良いですがどんな形であれ人に作ってもらった料理を残すのは大変失礼なことです。
生産者さんと合わせて料理を作ってくれた人にためにも米粒は残さないようにしましょう!
米粒を残すとシンプルに見た目が悪い
米粒を残すことは僕らが食べるまでに携わった人に失礼なのでいけないというのはお話しましたが、米粒を残してはいけない理由はもうひとつあります。
それはシンプルに見た目が悪いということです。
つまりマナーが悪いということ。
マナーが悪いとうことは周りから良い目では見られませんよね。
最近は「周りの目を気にするな!」みたいな風潮もあったりしますがマナー違反というのはまたわけが違います。
周りの人を不愉快にされる可能性もありますし、なによりあなたの品格を落としてしまいます。
米粒を残すというのはマナー違反。
自分のためにもしっかりマナーを守っての食事を心がけてくださいね!
米粒を残すな!はひとつの躾(しつけ)
子供の頃に米粒を残して怒られたことが一度は誰でも経験があるもの。
マナーを教えるのは大人の役目。いわば躾(しつけ)です。
お箸の持ち方、お茶碗を持って食べる、箸で突き刺してものを食べない。
それらと一緒の子供の頃に教わる1つが今回の「米粒を残さない」です。
食事の美しさが特徴の日本人ならではの習慣ですね。
気にしていない人もいる
ここまで米粒を残すことはいけないこと、と説明してきましたが気にしていない人も結構たくさんおられます。
そういう人はしっかりとマナーを守る人のことを馬鹿にしたり、下に見たりしてきます。
はい、そんな人は無視!!
ほっておいてかまわないです。
損するのはその気にしてない人なのでお気になさらず。
気にする気にしない、それは正直人によって違ったりするのであまり価値観の違う人に鑑賞しないようにだけ気をつけてください。
まとめ
何回も繰り返しますが米粒を残すというのはマナー違反です。
ひとつの食べ物を残すという他ありません。
日本はマナーを重視する国、きれいでマナーを守る食事をしていきたいものです。
また、お米の生産者さんや料理を作ってくれた方に感謝をする為にも米粒や料理を残さないようにしてくださいね!